公立大学法人 福島県立医科大学医学部 消化器内科学講座

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国際学会報告

DDW2017に参加して

大腸グループ:川島一公(文責)

2017年5月6日-9日にアメリカ合衆国イリノイ州シカゴで開催されたDDW2017の参加報告をさせていただきます。

5月5日より内視鏡診療部の引地拓人先生、中村純先生、郡司直彦先生、藁谷雄一先生、柳田拓実先生の5名でDDWに参加いたしました。私は、「Usefulness of NUDT15 and TPMT genetic polymorphisms’ determination during treatment of Japanese patients with Crohn’s disease.」というタイトルで発表をさせていただきました。炎症性腸疾患(IBD)等で使用されるチオプリン製剤の副作用として、骨髄抑制や肝機能障害がすでに報告されております。TPMT、NUDT15遺伝子多型を確認することで安全に使用することができることをポスター形式で発表いたしました。私は、国際学会に初めての参加であり、右も左も分からない中、引地拓人先生、片倉響子先生のご指導の下でポスターの作成と発表を行って参りました。元々、英語は得意ではなく、発表原稿は作成いたしましたが、質疑応答に強い不安がありました。当日、5-6名の外国の先生方からご質問をいただきましたが、ジェスチャーも交えて無事に?発表を終えることができました。

DDW学会会場での集合写真 入局2年目:柳田先生の発表

 

日中は真剣に学会活動を行いましたが、夕方には色々な観光をさせていただきました。日本での日々の喧噪を忘れ、地元カブスvs ニューヨークヤンキースの野球観戦、シカゴ美術館、老舗のモートンでステーキ、ワインを堪能させていただきました。
アメリカステーキは大雑把なイメージがありましたが、日本人の舌にも合う繊細なものでした。ミシガン湖のクルージングに参加させていただき、生バンド、湖畔からの夜景を楽しむことができました。

今回の発表で英語が不慣れでも、下準備を入念に行うこと、リハーサルで心の準備を行うこと、皆で海外に行けば怖くないことを学びました。日々の診療・研究成果をまとめ、英語で発表する機会を与えていただいた医局の皆様に深く感謝しております。

これから入局を迷っている先生方も当科はアットホームで、相談しやすい雰囲気だと思います。海外も含めて発表する機会が多いですが、研究・教育・発表と勤しんではいかがでしょうか。

 

巨大ステーキを全員完食 ミシガン湖からの夜景
野球観戦。
とても寒かったですが、熱気はすごかったです。
Willis Towerのスカイデッキにて

 

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