専攻医からひと言

2018年度専攻医

持丸　友昭

私は福島県立医科大学を卒業し、県内の市中病院で初期臨床研修を終えた後、消化器内科学講座に入局しました。現在は新専門医制度で内科専門医を目指す一方、サブスペシャリティーとしての消化器内科の研修にも励んでいます。

当科は肝臓、胆膵、上部消化管、下部消化管の4つのグループに分かれており、各グループ毎に専門性をもって診療・研究に取り組んでいます。専攻医はその4つのグループをまわりながら研鑚を積んでいます。

当科の魅力はまず、一般内科として幅広い疾患を診ることができ、診察能力・診断能力を高めることができる点です。特に関連病院では一般内科医として勤務することが多く、多様な疾患を勉強する機会があります。また、消化器内科として手技が多くあることも魅力です。超音波診断装置を使用した観察や生検、ドレナージ手技、焼灼術などの他、内視鏡を使用した診断および治療、さらにはTACEや TAEに代表される血管造影手技など様々な手技があります。診断技術や各手技を身につけることは大変ですが、自分で診断し治療を行った患者さんの状態が良くなることはこの上ない喜びです。

私は学生時代から消化器疾患に興味をもっており、超音波検査や内視鏡手技を身に付けたいと思っていました。地元が違うこともあり入局先を悩んだ時期もありましたが、当科に入局を決めたのは素晴らしい先輩医師達がいたことです。非常に明るくおおらかな雰囲気ですが、診療においては非常に熱心な指導をしていただける先生方ばかりです。実際に入局しても見学や実習で感じた雰囲気のままであり、入局して良かったと感じています。

研修医・学生の皆さん、ぜひとも福島県立医科大学消化器内科学講座に見学に来て、当科の雰囲気を感じてください。お待ちしています。