公立大学法人 福島県立医科大学医学部 リウマチ膠原病内科学講座

当講座のご紹介
about us

Home > リウマチ膠原病内科学講座の沿革

リウマチ膠原病内科学講座の沿革

本学第二内科の教室は、昭和23年に故・若林俊一先生が新潟大学より福島女子医専教授として着任され創設されました。昭和26年には、女子医専から医科大学へ昇格し、結核症を中心とした診療や研究が行われました。昭和34年、第1回目の上部消化管内視鏡検査が行われ、以後胃のレントゲン・内視鏡診断が精力的に行われるようになりました。

昭和41年、吉田赳夫先生が東京大学物療内科より第2代教授に就任されました。診療研究は消化管疾患に膠原病・アレルギー・神経疾患が加わりました。血清補体価の臨床的意義、血清の抗補体性、感作ヒツジ血球寒天内溶血反応等の研究が盛んに行われました。

昭和54年、粕川禮司先生が第3代教授に就任されました。粕川先生は旧厚生省特定疾患混合性結合組織病(MCTD)の研究班長を務められるなど、膠原病・アレルギーの診療・研究を充実させられました。主な研究内容としては、免疫複合体の測定法、クラス別リウマトイド因子の臨床的意義、関節リウマチの病因における熱ショック蛋白やスーパー抗原の意義、混合性結合組織病の診断と病態、抗U1-RNP抗体の病因的意義、リウマチ性疾患における血漿交換療法や顆粒球除去療法などでした。

平成12年、佐藤由紀夫先生が第4代教授に就任されました。主な研究内容としては、CpGモチーフを用いたDNAワクチンの免疫増強作用の研究とその臨床応用、実験的ループス腎炎の発症機序の解明とその治療への応用などでした。

平成19年、大平弘正先生が第5代教授として就任されました。自己免疫性肝炎や原発性胆汁性胆管炎を中心に、炎症性腸疾患やIgG4関連疾患など、消化器病学と免疫学をつなぐ研究が行われました。

平成28年8月1日付けで当学にリウマチ膠原病内科学講座が新設され、長崎大学出身の右田清志先生が初代主任教授として就任されました。これまでの消化器・リウマチ膠原病内科からリウマチ膠原病内科が独立して診療・研究・教育に当たる事となりました。

ページ上部へ