公立大学法人 福島県立医科大学医学部 消化器内科学講座

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研究内容のご紹介

下部消化管関連

潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患(IBD)は、病因・病態が未だ明らかにされていない難治性免疫疾患です。近年、我が国においてIBDは著しい増加傾向にあり、原因究明と根治的治療の開発が必要とされています。 IBDの発症機序の一つとして腸内細菌およびその菌体成分に対する炎症や腸粘膜免疫の調節障害が考えられていますが、私たちのグループでは自然免疫系を中心に炎症性腸疾患との関係について、マウスを用いたBasic researchやIBD患者さんの検体を用いて基礎研究を応用するTranslational researchを行い、実際の臨床における疑問点を解明し、また臨床にフィードバックすることを研究活動の目標としています。

Toll-like receptorを介した自然免疫による炎症性腸疾患の制御

自然免疫の認識機構の一つとしてToll-like receptor(TLR)が発見され、最近では、TLRリガンドの大腸粘膜傷害からの保護作用が報告されています。私たちはマウス実験腸炎に対してTLR9のリガンドであるCpG DNAを投与し、TLR9の活性化により産生されたⅠ型IFNが腸炎抑制効果を示すことを報告してきました。またヒトにおいてTLR9は形質細胞様樹状細胞(pDC)に発現しており、CpGDNAによる刺激で大量のⅠ型IFNを産生することがわかっており、IBD患者におけるpDCの働きを検討することで、IBDの発症メカニズムの解明および新規治療開発につながるのではと研究を行っております。

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