公立大学法人 福島県立医科大学医学部 消化器内科学講座

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研究内容のご紹介

胆膵分野

胆膵疾患に対する内視鏡診療

膵良悪性疾患に対するInterventional EUSを2001年から診療に導入しており、その成果は国内外の学会・学術誌で発表され高く評価されています。中でも、今日では膵疾患に対する標準検査となった感のあるEUS-guided fine needle aspiration(EUS-FNA)を国内でも早期に導入し、正確な病理診断に基づいた治療を患者へ提供してきました。

『超音波内視鏡画像をガイドに、膵癌に穿刺して細胞を採取しているところです。』

最近では、EUS-FNAの質の向上(T Hikichi, et al. J Gastroenterol 2009, R Suzuki, et al. Digestive Endosc 2012)や診断困難例への対応 (M Sugimoto, et al. Pancreatology 2015, M Sugimoto, et al. World J Gastoenterol 2015) について臨床研究を行い、可能な限り100%に近い良悪性診断の正診率を目指しています。

治療困難症例の多い膵仮性嚢胞/walled-off necrosisに対しては、積極的に内視鏡治療(EUSガイド下嚢胞ドレナージ術及び内視鏡的壊死物質術)を施行しています。
内視鏡的逆行性胆膵管造影検査においては、急性膵炎という偶発症の克服が課題であります。当講座では、内視鏡的手技面からのアプローチとして、新たなデバイス開発と操作法開発を試みており、また、遺伝子学的アプローチからも急性膵炎発症のメカニズムを検討しております。

胆膵悪性腫瘍に対する化学療法

胆膵悪性腫瘍な切除不能な進行期で発見される症例が多いのが現状です。近年、切除不能膵癌に対する新規レジメン(FOLFIRINOXやgemcitabine+nab-PTX)が保険収載され使用可能となりました。多剤併用療法につき副作用が高頻度にみとめられ、近隣の病院より紹介を頂き、当院で治療の導入を行っております。また、胆道癌に対しては従来のgemcitabine+cisplatin, gemsitabine+S-1などの多剤併用療法を駆使し、QOLを保った上手な化学療法の継続を心がけています。

胆膵良悪性疾患に対するtranslational research

現時点で行える最良の医療を提供できるよう、日夜診療に取り組んでおりますが、研究なくして医学の進歩はありません。

最近では、国内でも数少ないPET-MRIを用いた胆道腫瘍の診断法の開発、画像検査や内視鏡検体を用いた膵癌の抗がん薬感受性法の開発に取り組んでおります。また、胆膵腫瘍の新たな診断マーカーを本大学生化学講座との共同研究で模索しています。

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