公立大学法人 福島県立医科大学医学部 消化器内科学講座

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以前の著書・訳書・その他2016年

編者

Hiromasa Ohira

タイトル

The Liver in Systemic Diseases

紹介

肝臓は生命を維持する上で中心的な役割を果たしており、多くの臓器と関連をもちながら生体内で機能を果たしている。解剖学的な観点から、肝臓は胆道、胆嚢、膵臓と共通の発生源基から形成され隣接して存在し、腸管や脾臓からは門脈を介してあらゆる物質の流入がある。また、心臓や肺とは肝静脈を介して循環動態の影響を受けている。一方、自己免疫、内分泌・栄養代謝、金属代謝、腸内細菌叢の研究から、肝臓は脾臓、内臓脂肪、腸管、中枢神経などとの臓器相関が注目されている。特に腸内細菌叢とnonalcoholic steathepatitis (NASH)および肝細胞癌との関連はホットな話題である。疾患との関連においても、肝自体の疾患による他臓器への影響や糖尿病、内分泌疾患、リウマチ性疾患などの他疾患における肝病変の合併が数多く知られている。したがって、肝臓を中心として全身臓器との関連や疾患病態を捉えることは非常に重要なことである。

「The Liver in Systemic Diseases」では、基礎的および臨床的視点から肝臓を取り巻く諸臓器との関連や病態におよぼす影響について、専門の先生方に最近のトピックスを含めながら纏めて頂く予定である。臨床家の専門性が高まる一方で、この本を通じて大局的な見地から疾患病態を考える機会になれば幸いである。

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