公立大学法人 福島県立医科大学医学部 消化器内科学講座

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アクセプト論文2017年

  • Predictive factors for the failure of endoscopic stent-in-stent self-expandable metallic stent placement to treat malignant hilar biliary obstruction.
    著者 杉本 充
    掲載誌 World J Gastroenterol 2017; 23(34): 6273-6280 [PMID: 28974893 PMCID: PMC5603493 DOI: 10.3748/wjg.v23.i34.6273]
    コメント 胆道メタリックステントを複数本挿入するときの失敗に関するリスク因子を調べた検討です。Deviceやステントは大体統一されているものを使用しているので、症例側の因子でも検討しています。なかなか結論を作成するのに手こずり、投稿してReviewerからの感想をいただき修正を繰り返していく中で完成度が上がっていきました。論文を良くしようというアイディアや意気込みを感じるReviwerの方に脱帽しました。同時に自分がReviewする時も、あくまで建設的なコメントを出さなければと考えさせられました。
  • Endoscopic Ultrasonography-Guided Fine Needle Aspiration Can Be Used to Rule Out Malignancy in Autoimmune Pancreatitis Patients.
    著者 杉本 充
    掲載誌 J Ultrasound Med 2017; 36(11): 2237-2244 [PMID: 28670760 DOI: 10.1002/jum.14265]
    コメント AIPをEUS-FNAで病理組織学的に診断するのは難しく、だったら悪性否定だけでいんじゃない?と思って書き始めました。もともとは引地先生に勧められた題材です。最初はあまりいい仕上がりになりませんでしたが、Reviewerからのコメントで大分完成度を上げていただきました。
  • Contrast-enhanced harmonic endoscopic ultrasonography in gallbladder cancer and pancreatic cancer.
    著者 杉本 充
    掲載誌 Fukushima J Med Sci 2017; 63(2): 39-45 [PMID: 28680009 DOI: 10.5387/fms.2017-04]
    コメント 膵癌の造影EUS-FNA、胆のう癌の造影EUS診断、AIPのステロイドパルス療法、これら2015-2016にかけて書いた3つの論文に対していただいた福島医学会学術奨励賞の記念総説です。論文を御指導いただいた高木先生、また論文の御校閲かつ、賞に御推薦下さった大平教授に厚く感謝申し上げます。
  • Pancreatic neuroendocrine tumor Grade 1 patients followed up without surgery: Case series.
    著者 杉本 充
    掲載誌 World J Clin Oncol 2017; 8(3): 293-299
    コメント PNET G1を手術できずに経過観察のみ可能かを調べた論文です。思ったより症例が集まりませんでしたが、過去の報告とも対比して学べることがありました。大分リジェクトされまくって修正のスピードも鍛えられました。
  • The efficacy of biliary and serum macrophage inhibitory cytokine-1 for diagnosing biliary tract cancer.
    著者 杉本 充
    掲載誌 Sci Rep 2017; 7(1): 9198 [PMID: 28835660 PMCID: PMC5569063 DOI: 10.1038/s41598-017-09740-x]
    コメント 膵癌で有用性が報告されているMIC-1の胆管癌における診断能を調べました。胆汁MIC-1で特異性、そして血清MIC-1でスクリーニング能の向上を目的としています。ERCP件数の少ない日にこつこつ測定しました。胆汁の分注、遠心に多くの時間がとられました。大変お世話になった実験室の千賀子さんに感謝申し上げます。
  • Reduced brain activity in female patients with non-alcoholic fatty liver disease as measured by near-infrared spectroscopy.
    著者 高橋 敦史
    掲載誌 PLoS One. 2017;12(4): e0174169.
    コメント 非アルコール性肝疾患(NAFLD)においてうつ状態や認知機能の低下が病態に影響することと報告されています。一方、近年うつ病の診断において近赤外光を利用した脳血流量変化計測(光トポグラフィー)を用いる無侵襲で低拘束的な脳血流評価が行われております。本論文では、女性NAFLD患者で光トポグラフィーや質問紙(CES-D)を用いたうつ状態の評価を行いました。健常人とNAFLD群でCES-Dには有意差を認めませんでしたが、NAFLD群の前頭部領域で健常人に比べ光トポグラフィーでの波形がうつに近い波形を示しました。この結果は、健常人に比べNAFLD患者で認知機能が低下していることを示唆するもので、NAFLDの診療は認知機能にも配慮した幅広い視点が必要であると考えられます。
  • Changes in Hepatobiliary Enzyme Abnormality After the Great East Japan Earthquake: The Fukushima Health Management Survey.
    著者 高橋 敦史
    掲載誌 Scientific Reports. 2017;7(1): 710.
    コメント 東日本大震災とそれに続く福島第一原子力発電所事故の後、肝胆道系酵素異常の頻度は上昇しましたが、長期的な傾向はいまだに分からないままです。避難区域13市町村の地域住民の方のうち、災害直後(2011-2012年)と災害3-4年後(2013-2014年)のいずれも特定健診・後期高齢者健診を受診された40歳以上の男女2万395人を対象としました。災害の直後と3~4年後の肝胆道系酵素異常における変化と生活様式の要因との関連性を評価しました。肝胆道系酵素異常の割合は、全体で29.9%から27.1%に有意に減少しました。また、肝胆道系酵素異常の改善の要因を検討したところ、日常的な身体活動の改善および朝食摂取頻度の改善との関連性が明らかになりました。
  • Simple Resistance Exercise for 24 Weeks Decreases Alanine Aminotransferase Levels in Patients with Non-Alcoholic Fatty Liver Disease.
    著者 高橋 敦史
    掲載誌 Sports Medicine International Open. 2017;1:E2-E7.
    コメント 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者にスクワットとプッシュアップの2種類のレジスタンス運動を24週実施しました。運動群(28名)でコントロール群(31名)に比較し、ALT、HOMA‐IR、肝脂肪が有意に低下しました。さらにALTの変化は体重当たりの筋肉量と有意に逆相関することが示されました。NAFLDに対する運動療法でALTを有意に低下させたのは本論文が初めてとなります。本論文は掲載ジャーナルの記念すべき第1報目の論文となりました。
  • Effect of evacuation on liver function after the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant accident:The Fukushima Health Management Survey.
    著者 高橋 敦史
    掲載誌 Journal of Epidemiology. 2017;S0917-5040(16):30169-30171.
    コメント 東日本大震災とその後の原発事故で、1避難区域13市町村の地域住民の方震災後、総数2万6006人の受診者(男性1万1715人および女性1万4291人)が、平均1.6年の追跡調査を受けました。肝障害の割合は全体で震災前16.4%から震災後19.2%へ有意に増加しており、非飲酒・飲酒量別でも同様に増加していました。さらに、肝障害の増加の割合が、非避難者に比べ避難者で有意に高いことも確認されました。震災後の新たな肝障害リスクを検討したところ、非避難者に比べて避難者が新たに肝障害を示すリスクは、非飲酒者で1.38倍、軽度飲酒者で1.43倍、中等度以上の飲酒者で1.24倍でした。本論文で震災後の避難生活が肝障害をもたらすことが初めて示されました。
  • Autoimmune hepatitis in Japan: trends in a nationwide survey.
    著者 高橋 敦史
    掲載誌 J Gastroenterol. 2017; 52(5):631・640.
    コメント 本論文はAIH全国調査のまとめです。2010年の全国調査においては、急性肝炎様に発症するAIHが報告され、2013年に出されたAIH診療ガイドラインにもエビデンスとして生かされております。今回の全国調査では、自己免疫性肝炎の中で古典的な慢性肝炎タイプと新たな病型として本邦から提唱された急性肝炎タイプの臨床的な違いについて検討した初めての報告となります。本論文をもとに、非典型である急性肝炎で発症するAIHの病型が広く認知され適切な治療が速やかに行われることが期待されます。
  • Feasibility of short-period, high-dose intravenous methylprednisolone for preventing stricture after endoscopic submucosal dissection for esophageal cancer: a preliminary study
    著者 中村 純
    掲載誌 Gastroenterology Research and Practice, 2017年6月30日, Volume 2017, Article ID9312517, 8 pages
    コメント 食道ESD後の狭窄予防法として、ステロイドを静脈投与した最初の報告である。3/4周切除の場合、以前は全霊で狭窄を来していたが、パルスのみで狭窄を予防できる可能性が示唆された。今後は全周切除を対象に、パルス療法にステロイドの局注を加えた予防法を検討している。
  • Efficacy of endoscopic ultrasound-guided fine-needle aspiration for schwannoma: six cases of a retrospective study
    著者 髙住 美香
    掲載誌 Fukushima J Med Sci. 2017 Aug 9;63(2):75-80.
    コメント 胃壁、膵、後腹膜に発生した神経鞘腫に対しEUS-FNAを施行した。神経鞘腫は良性腫瘍であり、診断が確定すれば経過観察が可能である。膵、後腹膜の神経鞘腫は経過観察の方針となり、手術による過大侵襲を避けることが可能であった。EUS-FNAは神経鞘腫の診断において有用な手段であると考える。
  • Endoscopic submucosal dissection for early gastric cancer in very elderly patients eighty-five years of age or older
    著者 渡辺 晃
    掲載誌 Endoscopy International Open 2017; 05: E17–E24
    コメント 近年, 高齢化社会はより進行を迎えており, 85歳以上の超高齢者に胃癌が見つかることも珍しくありません. そのような超高齢患者に対してESDが安全にできるのか, または比較的進行が緩徐である早期胃がんに対してESDを施行することによる予後延長効果はどうなのか, という疑問が臨床の現場で存在します。この点を各年齢層で比較検討した論文はありませんでした。
     そこで当科で胃ESDを施行した全症例の治療成績を解析し、また全例の予後調査を行いそれらを明らかにしました。結果、超高齢者でも偶発症率に差はなく安全にESDは施行できるため, 超高齢者でもESDを施行することは許容できると考えられます。しかし, 超高齢群ではESD後に他疾患死を迎える方が多く, ESDを希望されない超高齢者では, informed consentの結果, ESDを施行しないことも選択肢の一つになると思われます。
  • Efficacy and safety of sedation during endoscopic submucosal dissection of gastric cancers using a comparative trial of propofol versus midazolam.
    著者 菊地 眸
    掲載誌 Endoscopy International Open
    コメント ESDの鎮静において、体動と覚醒を記した論文はありません。
    今回、呼吸回数を測定できるmasimo社の装置を使用し、SpO2が低下する前に、呼吸回数の低下で呼吸状態の変化により早く気付くことができました。
    本論文より以前に、ESDでこの装置を使って検討した論文はありません。
  • 慢性肝疾患患者における腹水予測に対するMRエラストグラフィの有用性
    著者 阿部 和道
    掲載誌 Journal of Gastroenterology and Hepatology. 2017 Aug 23. doi:10.1111/jgh.13927. [Epub ahead of print]. Impact Factor:3.452. Ranking: 2016:27/79 (Gastroenterology & Hepatology)
    コメント 震災後の福島医大に新たに導入されたMREを使用し、放射線技師や肝胆膵移植外科と共に検討してまとめた論文です。超音波エラストグラフィでは対象外となる腹水を有する慢性肝疾患患者の非侵襲的評価法は、非常に診断能が高く、肝癌のスクリーニングと同時に行えます。今後さらに全国へ普及していくものと確信しています。
  • The efficacy of biliary and serum macrophage inhibitory cytokine-1 for diagnosing biliary tract cancer
    著者 杉本 充
    掲載誌 Scientific Reports 7(1): 9198
    コメント 胆道癌の診断は難しく、胆汁細胞診、胆管ブラシ細胞診、胆管生検、既存の腫瘍マーカーの診断能は十分ではありません。そこで今回我々は胆汁と血清のMIC-1を測定することにより、診断能の向上を図りました。胆汁MIC-1は早期胆道癌診断に有用であり、他に血清CA19-9に血清MIC-1を併用することが胆道癌のスクリーニングに有用でした。胆汁・血清MIC-1は胆道癌診断に寄与するものを考えました。
  • Fibrosis-related miRNAs as serum biomarkers for pancreatic ductal adenocarcinoma
    著者 鈴木 玲
    掲載誌 Oncotaget
    コメント 膵癌は豊富な間質で覆われ、化学療法に対する抵抗性の一因となっております。本研究では膵癌間質反応形成に関係するmicroRNA let-7dを同定し、血清中のlet-7dが膵疾患の良悪性診断や抗がん薬への感受性予測に有用である結果を発見しました。今後は症例を蓄積する事で結果の妥当性を明らかにすると共に、let-7dを標的とした間質反応制御について取り組む予定です。
  • Evaluation of brain activity using near-infrared spectroscopy in inflammatory bowel disease patients
    著者 藤原 達雄
    掲載誌 Scientific Reports
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